第159回交流会報告(2025年7月度)
2025年 07月 29日第 159 回 STF 交流会報告 (2025年 7月度)
1. 日時:7月 19 日(土) 15:00~16:30
2. 開場:品川区立総合区民会館(きゅりあん) 4 階第 1 特別講習室
3. 参加:19 名
4. 話題提供: エアマル株式会社会長(STF会員) 西村直人氏より、以下の2演題
4-1西村のスマフォ.PC使用の障害事例2件
(1)スマフォ故障⇒修理対応について・
(2)新幹線切符をネットで購入したが、・
どちらも、あまりうまくいかなかったお話でした。
4-2.「省エネ大賞」受賞、その効果と今後の進め方
(1)省エネ大賞とは、
国内において、省エネを中心とするエネルギー利用最適化を推進している事業者等、あるいは省エネ性・CO2削減において優れた製品やビジネスモデル等を開発・販売している事業者が応募できる。120件近い応募の中から、省エネ事例部門28件、製品ビジネス部門33件が受賞した。
エアマルは、「工場向け、冷凍・空調機の省エネ計測・洗浄サービス」のビジネスモデルで「省エネルギーセンター会長賞」を受賞した。
(2)なぜ、受賞したのか
エアマルプランは、空調機の分解洗浄と省エネ計測などを組み合わせたサービス。空調機に電力計を設置後、同工法で洗浄し、洗浄前後の使用電力量データを分析する。電力量の変化データを20年間取っており、洗浄が省エネにつながることが証明できた。また、同工法を可能にする2種類の洗浄剤も独自に開発した。強アルカリ性洗浄剤に比べ、廃液が人や環境に悪影響を与えないうえ、空調機も傷つけないので繰り返し洗浄でき空調機の長寿命化につながる。
(3) 今後の進め方
・2024年省エネ大賞を頂いた「エアマルプランをグレードアップした、新たな省エネサービスの事業化を提供する。
・あらたな省エネ手段としては、冷凍・空調機の室外機に遮熱・断熱塗料を塗装する。・これにより11~17%の省エネ効果が生まれることが示された。
・省エネ計測の手段としては、IOT技術を追加して、サービスの信頼性の向上を図る。
・このモデルで「2025年度省エネ大賞」に応募する。
(4)省エネ大賞「会長賞」受賞効果
省エネ大賞のロゴマークを付けることで、会社に対する信用度が大幅に向上し、商談数が大幅に増えた。また、千葉日報にも取り上げられ、問い合わせが増えた。
5. 感想:
西村さんのお話の様子:やっていることが当たると、次々とアイデアが浮かび、疲れ知らずの様子。
特許申請も特許事務所を利用せずに行っていると。
お話を聞いていて感じた:人生は、楽しむこと。しからば、おのずと道は開けるらしい。
物事の二面性を意識、そして明るくいこうと思いました。
【報告者:後藤 幸子】