2025年6月度セミナー#266「認知症改善に役立つ時間生物学」
2025年 04月 07日 科学技術者フォーラム(STF) 2025年6月度セミナー(第266回)のご案内
https://stf.or.jp/top/images/file/m710.pdf
「認知症改善に役立つ時間生物学」
参加申込 ⇒ https://peatix.com/event/4370536/
公益財団法人 国際科学振興財団
時間生物学研究所 所長
医学博士 石田 直理雄 氏
私たちの体には約24時間のリズムで動いている体内時計がすべての細胞に備わっており、その時計が睡眠と覚醒のリズムを地球の自転に伴う24時間周期に同調させて、日常生活を送っています。しかし、体内時計リズムが自転周期にうまく同調しなくなると、脳ばかりかあらゆる抹消組織に障害が出現してきます。6月度セミナーは、時間生物学研究所の石田先生から興味深いお話を伺います。
1.日時:2025年6月7日(土)14:00~16:45
2.会場:品川区総合区民センター(きゅりあん)5F 第4講習室
JR大井町駅東口前 https://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/access.html
☆ WEB(ZOOMオンライン)参加も可能です。
3.講演概要:
時間生物学とは体内時計機構を遺伝子レベルで解明し社会に応用する学問である。体内時計遺伝子の発見とその分子機構の解明に2017年のノーベル生理・医学賞が贈られたのは記憶に新しい。哺乳類の生物時計分子機構は、PERIODを始めとする時計遺伝子産物の転写/翻訳のリズミックな遺伝子発現が深く関係している1) 。この分子機構の大筋はショウジョウバエをモデルとして発展してきた1)2)3)
本セミナーではこれら最新の実験成果をもとに認知症改善等の例を含め、いかに時間生物学が社会に貢献できるかについて述べてみたい。本セミナーの話題と参考文献を以下に示す。
体内時計を理解すると、
1)異性に興味を失わない
2)きれいな肌を保てる
3)良い睡眠を取れる
4)健やかに老いる
などについて、エビデンスをもとにお話ししたい。
【参考文献】
1)体内時計のミステリー;最新科学が明かす睡眠・肥満・季節適応、ラッセル フォスター著、石田直理雄監訳、大修館書店
2)看護のための最新医学講座―医学と分子生物学、 日野原 重明/井村 裕夫【監修】、中山書店、2003;31:73-78、体内時計のしくみ
3)石田直理雄、香川靖雄、牧野直子:肥満を防ぐには、いつ・どう食べるか-時間栄養学とは何か?、第32回日本肥満学会―市民公開講座
4.講師略歴:
京都大学大学院医学研究科博士課程修了(1986)。同年産総研入所。体内時計の研究に従事し中枢ばかりか、あらゆる抹消組織にも分子時計が存在することを見い出す。産総研バイオメディカル上席研究員を経て、現在、国際科学振興財団 時間生物学研究所 所長。
【専門分野】 生化学、時間生物学、基礎医学
【主な学協会等の活動】 時間生物学会理事、日本生化学会評議員、
Frontiers of Neurology, Section Editor
Society for Research on Biological Rhythm(SRBR), Education Committee
【主な著書・論文など】
●体内時計のミステリー;最新科学が明かす睡眠・肥満・季節適応, ラッセル フォスター著, 石田直理雄監訳、大修館書店。
●Sakamoto K, Nagase T, Fukui H, Horikawa K, Okada T, Tanaka H, Sato K, Miyake Y, Ohara O, Kako K, Ishida N: Multitissue circadian expression of rat period homolog (rPer2) mRNA is governed by the mammalian circadian clock, the suprachiasmatic nucleus in the brain. J Biol Chem, 273:27039-27042 (1998).
5.参加費: 事前にPeatix(WEBチケット)でお求め下さい。
・ STF正会員(WEB参加): 500円
・ STF正会員(会場参加): 無料(要申込)
・友好団体会員/メンバー(会場/WEB): 1,000円
異普奇会、経営支援NPOクラブ、小石川後楽園庭園保存会、
J-SCSORE、次世代農業フォーラム、シニアエキスパートフォーラム
テクノメイトコープ、 BCC-NET、 表界研 など
・学生、講師関係者、元講師(会場/WEB): 1,000円
・一 般(会場/WEB): 1,500円
【Peatixの利用法】https://stf.or.jp/top/images/file/m517.pdf
上記URLを参照し、アカウント取得(登録)の手続きをした上でお申込み下さい。
パスワードを忘れた方 ⇒ https://stf.or.jp/top/images/file/m631.pdf
なお、Peatixの利用ができない(or操作不明な)方は、担当までご相談下さい。
6.参加申込の方法:期限内に下記URLからお申し込みください。
https://peatix.com/event/4370536/
・事前申込ない方の当日の会場(飛び込み)参加はできません。
・申込締切:クレジットカード払い ⇒ 6月4日(水)24時、
コンビニ/ATM (ゆうちょ銀行・ペイジーなど)払い〔手数料ご負担下さい〕⇒3日(火)
・申込確認ができた方へは、順次受付メールを送ります。
・手元資料やZOOMのURL、パスコードなどは、開催前日6日(金)までにメール配信します。
・領収書の必要な方 ⇒ https://stf.or.jp/top/images/music/m380.pdf
※ 講演中の画面撮影や録音などは、ご遠慮願います。
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NPO法人 科学技術者フォーラム(STF)
6月度セミナー担当: 太田 哲夫
E-mail: futotetsu@gmail.com
Mobile: 080-5883-3000
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