2025年4月度セミナー「近年の自然災害を振り返る~災害多発の時代にどのように生き抜くか?災害科学の役割と今後」
2025年 02月 17日科学技術者フォーラム(STF) 2025年4月度セミナー(第264回)のご案内
https://stf.or.jp/top/images/file/m706.pdf
近年の自然災害を振り返る~災害多発の時代にどのように生き抜くか?災害科学の役割と今後
参加申込⇒ https://peatix.com/event/4312378/
東北大学 副理事(復興新生担当)
災害科学国際研究所 津波工学 教授
工学博士 今村 文彦 氏
「天災は忘れた頃にやってくる」と物理学者の寺田寅彦先生がの残された警句のとおり、自然災害は無情にも発生し、数おおくの尊い命が失われています。
4月度STFセミナーは、東日本大震災後に設立された東北大学災害科学国際研究所・前所長の今村文彦先生をお迎えし、繰り返し発生し複雑化している災害サイクルに対して、これまでに得られた体験や教訓などを将来に活かしていく社会システムの構築に向けた取り組みを伺います。多くの方の参加をお待ちしています。
1.日時:2025年4月26日(土)15:00~17:30
2.会場:品川区総合区民センター(きゅりあん)4F 第一特別講習室
JR大井町駅東口前 https://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/access.html
☆ WEB(ZOOMオンライン)参加も可能です。
3.講演概要:
東日本大震災から14年が経ちましたが,現在も余震活動が続き,他の地域での地震活動も活発です。加えて、新たに水害なども発生しています。被害を繰り返さないために,当時の経験や教訓を今一度思い起こし,将来への災害に備える必要があります。自然災害は繰り返し発生しますが,最近は,その前に姿を変えて発生し大きな影響や被害を出し,地球規模気候変動や感染症などのリスクも深刻化していますが,自然災害に対する備えは多くの共通性があります。今回のセミナーでは,東日本大震災を含めた最近の自然災害を振り返り、関連の知識に加えて,いざという時の人間行動,復旧・復興,防災意識などについて様々な分野に関連した講義を行う予定です。体系的に防災を学ぶことができる機会になればと考えております。
セミナーの中では災害科学についても紹介したいと思います、東日本大震災の1年後に東北大学に災害科学国際研究所が発足し、当時の課題を解決するべく文理融合の英知を結集しました。得たれた知見をベースに自然災害科学に関する世界最先端の研究を強力に推進する組織を立ち上げたのです。すでに、2015年国連防災世界会議での活動、2017年第一回から始まった世界防災フォーラムの開催など、その活動は学術を越えて世界社会への貢献を目指しています。この組織では、どのような学際連携の取組が組まれ、どのようにその成果を復興支援や今後の防災活動として貢献活動を展開しているのかお話ししたいと思います。
当時の被害実態を解析し高度化したシミュレーションのチカラを見て頂き、なぜあれだけの大災害が生じたのか?その上で、我々は今後に何をすべきなのか考えていただきたいと思います。さらに、災害対応サイクル理論を適用することで4つの科学分野を融合させ、学内での学際連携を基盤とした「災害科学」の学問研究領域について紹介したいと思います。
4.講師略歴:
山梨県甲斐市生まれ,甲府第一高校卒業,東北大学大学院工学研究科博士後期課程修了.同大学院工学研究科附属災害制御研究センター助教授,同教授を経て,2012年に発足された災害科学国際研究所へ.2014年より2023年まで災害科学国際研究所長.
【専門】 津波工学および自然災害科学
【主な研究や学協会等の活動歴】
津波被害の軽減を目指し、津波予警報システムの開発や太平洋での防災対策等の研究を数多く実施.津波数値技術移転国際プロジェクトTIMEの代表.自然災害学会元会長,中央防災会議専門調査会委員,東日本大震災復興構想会議検討部会委員,など.現在,復興庁復興推進委員会委員長,一般財団法人3.11伝承ロード推進機構代表理事,土木学会副会長など.
【主な受賞歴】
NHK放送文化賞(平成26年),文部科学大臣表彰(科学技術振興部門,平成27年および令和3年),
防災功労者内閣総理大臣表彰(平成28年),濱口梧陵国際賞受賞(令和2年)
【主な著書】
今村文彦(共著)「津波の辞典」朝倉書店,2007
今村文彦(共編)「東日本大震災を分析する」 明石書店,2013
今村文彦(編) 「災害記録を未来に活かす」 勉誠出版, 2019
今村文彦(単著)「逆流する津波―河川津波のメカニズム・脅威と防災」成山堂書店,2020
5.参加費: 事前にPeatix(WEBチケット)でお求め下さい。
・ STF正会員(WEB参加): 500円
・ STF正会員(会場参加): 無料(要申込)
・友好団体会員/メンバー(会場/WEB): 1,000円
異普奇会、経営支援NPOクラブ、小石川後楽園庭園保存会、
J-SCSORE、次世代農業フォーラム、シニアエキスパートフォーラム
テクノメイトコープ、 BCC-NET、 表界研 など
・学生、講師関係者、当セミナー元講師 :(会場/WEB): 1,000円
・一 般(会場/WEB): 1,500円
【Peatixの利用法】 https://stf.or.jp/top/images/file/m517.pdf
上記URLを参照し、アカウント取得(登録)の手続きをした上でお申し込み下さい。
なお、Peatixの利用ができない(or操作不明な)方は担当までご相談下さい。
6.参加申込の方法
・期限内に下記URLからお申し込みください。会場「無料」参加のSTF正会員も同様です。
https://peatix.com/event/4312378/
・事前申込ない方の当日の会場(飛び込み)参加はできません。
・申込締切:クレジットカード払い ⇒ 4月23日(水)24時、
コンビニ/ATM (ゆうちょ銀行・ペイジーなど)払い⇒22日(火)〔手数料ご負担願います〕
・申込の確認ができた方へ順次受付メールを送ります。
・ZOOM ミーィングのURL、パスコード、手元資料等の案内は、開催前日25日(金)までに事務局からメール配信されます。
・領収書が必要な場合 ⇒https://stf.or.jp/top/images/file/m380.pdf
※ 講演中の画面撮影や録音などは、ご遠慮願います。
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NPO科学技術者フォーラム(STF)https://stf.or.jp/
4月度セミナー担当: 太田 哲夫
E-mail: futotetsu@gmail.com
Mobile: 080-5883-3000
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