2024年6月度STF交流会(第148回)
2024年 05月 16日 2024年6月度 STF交流会のご案内(第148回)
STF交流会は、会員/非会員を問わず無料で参加できる親睦の会です。
6月度交流会は「DNAが語る古代ヤポネシア」と「過去3四半世紀の情報通信技術の進歩:概観」に関するお話です。
今年からSTF交流会は会場だけで開催し、オンラインとのハイブリッド開催は実施しませんので、ご注意お願いします。
交流会終了後の懇親会も行なっております。
奮ってのご参加をお願い致します。
記
1.日時:6月29日(土)14:00~16:45
2.会場:品川区立総合区民会館 「きゅりあん」4階 第1グループ活動室
(JR大井町駅東口前)
https://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/access.html
3.話題提供:
(1)テーマ:「DNAが語る古代ヤポネシア」・・14:00~15:00 (講演50分、Q&A10分)
発表者:後藤 幸子 氏 (STF会員)
概 要:出典は日経サイエンス、2024年2月号です。
現代人ゲノムに含まれる縄文人由来成分が、日本人集団の多様性と成立過程を知るカギになる。
これまで、弥生時代の日本列島では、大陸側からやってきた均一の渡来人の集団が列島に渡来してきた後で縄文人の子孫と混血したと考えられてきました。
しかし、朝鮮半島南端のゲノム解析を踏まえれば、渡来人集団のゲノムは完全な大陸系の人ばかりではなく、大陸系集団と在来系集団の混血は、日本列島に来る前から、すでに始まっていたかもしれません。
******* 休憩(10分) *******
(2)テーマ:「過去3四半世紀の情報通信技術の進歩:概観」・・15:10~16:10
発表者:市吉 修 氏(STF会員、元NEC)
概 要:
過去3四半世紀の情報通信技術の進歩は簡単には語り尽くせない内容があります。その発展をざっと並べて見ますと以下のようになるでしょう。
1948 ベル研究所紀要(Bell System Technical Journal)
<> トランジスタの発明
<> C.E.Shanonの通信の数学的理論(情報理論)
<> 集積回路(IC)の発明と集積度の天文学的増大
<> 電卓開発競争から生まれたマイコン(micro computer)
<> マイコンから生まれたパソコン
<> 通信網は電話網(回線交換)からデータ通信網(packet交換)へ
<> 異なるデータ通信網を相互に結ぶ通信網としてのInternetの発展
<> 今後の展望
今回は現代情報通信技術の起源の一つであるC.E.Shannonの偉業を紹介します。その概説は拙著HPに公開しております。
情報理論、Claude E. Shannon 再読
Information theory, a revisit to the work of C. E. Shannon
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/InformationTheoryRevisitCEShannon.pdf
これは明快な数学によって情報と通信理論の基礎を据えた論文であり、一般の皆様方にも分かり易く、又その知識は有益だと思います。今回は情報量の定義、情報源符号化定理、通信路符号化定理、通信容量などの基礎概念について解説を行います。
4.交流広場 ・・16:10-16:45
演者との交流、また参加した皆さんの間で情報交換をして頂きます。
5.参加申込と方法
案内メールをお送りしますので、事前の参加申込みをお願いします。
本案内末尾の「参加申込をする」ボタン、または次のURLからお申込みください。
https://stf.or.jp/top/event/order_01.php?event_num=798&ordercate=cate09
※「申込詳細」欄の「会場参加」にチェックを入れてください。
※ STF会員の方は、HPに「会員ログイン」すれば、簡単に申し込めます。
※ 会員以外の方は、必要事項のほか「申込詳細」欄に所属先や紹介者をご記入下さい。
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交流会担当 後藤幸子
E-mail: sgotoh@jcom.home.ne.jp
Mobile: 090-7241-3113
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