第135回 STF交流会報告（2022年6月度）

第135回 2022年6月科学技術者フォーラム交流会報告

日　時：2022年６月25日（土）15：45～16：50（定時総会終了後）
場　所：港区立生涯学習センター「ばるーん」304号室、Web併用にて開催　　
参加者：会場１3名＋Web１４名

ビジネス支援・会員活動
テーマ「縄文文明、そして神武東征」　　　
演者：角野 章之 氏（STF会員)　　　
概要：　
・考古学者でも歴史学者でもない「素人」の著者、長浜浩明 著『日本の誕生』 皇室と日本人のルーツ（WAC）を中心として、神武東征の科学的・実証的に多方面からの考察、および、それ以前の縄文時代についての常識を覆す事実を紹介した。
・人類の始祖の地球上の移動と、地球上の海面赤さの推移などから、縄文時代から弥生時代を経て土器と文化の関連と年代を考察。土器の成り立ちを説明。
・縄文遺跡からは武器が全く見つからない事実から「１万年以上もの長い間、平和が続いた文明が存在すると考察。
・弥生土器は炭で焼いたため薄くて硬い土器を作ることができた。曲り田遺跡 （福岡県糸島市）で鉄器を発見（1979年）、年代測定の結果、3,000年前（紀元前1千年頃）に作られたと判明。
・弥生時代に炭があれば気を燃やすより遥かに高温が得られ、製鉄の可能性は考えられる。
・神武東征はいつ頃のことだったのか？
・著者・長浜浩明 氏（東工大･建築学科卒）は建築技術者として、ボーリングの地質データ等から、その土地の歴史を推察している。当時の海面高さと大阪の地形から、
【神武天皇の履歴】
前96年 宮崎県高原町狭野（さの）で誕生 （狭野命と呼ばれた）
前71年 大和盆地の南部を平定
前70年 春 一月一日、橿原宮で即位（２７歳）
前56年 神淳名川耳尊（かむぬなかわみみのみこと）、第二代綏靖天皇誕生
前33年 神武天皇 崩御（６４歳）
とした。との説が紹介された。

総会が伸びたため、交流会の進め方などの意見交換はできなかった。

【報告：木村　茂雄】