第134回 STF交流会報告(2022年5月度)
2022年 11月 19日第134回 交流会報告
日 時:2022年5月28日(土)
場 所:新橋学習センターばるーん304号室 & WEB
参加者:会場 9名 WEB 22名
ビジネス支援・会員活動:
1.「公衆用固定電話交換機世界の変遷」
演者:元NEC電話交換機開発・輸出部門 山岸 信一 氏(STF会員)
概要:
*公衆用固定電話の変遷
・過去20年は急速に変化し、今はインターネット通信が主流。
・アナログ⇒自動化⇒デジタル化と変遷してきた交換機は今後ルーターが主流になり、交換機自体が無くなる可能性が高い。
・移動通信が主流になって、メーカーはエリクソン、NOKIA、中国メーカーだけになった。
*社会システム
・1995年以前を音声の世界(大量生産の世界)、1995年以降をデータの世界(生産の非物質化)変わった。
・技術のパラダイムシフトにより、より良い社会システムになって行く。
2.「SDGs達成に向けたICT利活用事例の紹介」
演者:NPO法人BHNテレコム支援協議会 副理事長 榑松 八平 氏
概要:
*BHNは社会開発支援、緊急人道支援、人材育成支援、が3本柱
・社会支援:チェリノブイリ原発事故、関東大震災 等。
・緊急人道支援:地震被災者支援、津波被災者支援、難民支援。
・人材育成:BHN独自13か国176名、APT(アジア太平洋電気通信共同体)より受託23か国91名、ASEANより受託 10か国82名。
*ICTで地域創成:主に遠隔医療について 例を紹介
・遠野市:妊婦の検診を主要病院への通院ではなく遠隔医療を利用。
・香川県(香川大学医学部が中心):離島が多いので、遠隔医療を行い、ドローンで医薬品等を運搬。
・APTへの協力:タイ(チェンマイ)、ミャンマー、ブータン等。
病院が少なく、通院が不便な場所での遠隔医療の紹介が行われた。
【報告:碇 貴臣】