第72回 見学会報告「トヨタ自動車九州㈱ 宮田工場」(オンライン)2022年8月
2022年 08月 31日STF見学会 トヨタ自動車九州㈱ 宮田工場(リモート見学)
日 時:8月24日(水)15:00~15:45
参加者:27名(STF会員23名、一般4名)
方 法:ZOOMオンライン
1)概要説明
・トヨタ自動車九州㈱は、本社(宮田工場)のほか、福岡県内に刈田工場と小倉工場がある。
・宮田工場は、愛知県以外では初めての工場
・操 業:1992年12月22日開始
・所在地:福岡県宮若市上有木1番地
・敷 地:約34万坪
・従業員:7,000名
・事業内容:自動車およびその部品の製造(成形、溶接部品、プレス、ボディー、塗装、組立)
生産車種はレクサス。テクニカルセンター業務も行っている。
2)見学内容
・注文に応じて混載ラインで製造している。ボディーの色等、1台ごとに変更している。
・ロボットと人間の長所を生かした製造ラインを構築している。
・トラブル時はすぐにラインを止めて、トラブルの原因を突き止める。
・ダミーの部品を装着し、検査漏れの確認も行っている。
・製造ラインは、昼夜2交替制。1週間毎に昼夜の勤務を変更している。
・Max1,760台/日の車輛を製造可能。
・従業員教育は相当充実している印象であった。
3)主な質疑応答
Q1.製造ラインで外国人は働いているか?
⇒ 現在は製造現場には居ないが、事務所には居る。
Q2.一般車とEV車の製造は同じライン?
⇒ 一般車もEV車も同一ラインで生産。但しEVだけ別の工程がある。
Q3.半導体の調達状況は?
⇒ 半導体不足が叫ばれているが、宮田工場はぎりぎり間に合っている。
Q4.ロボットの活用状況は?
⇒ ロボットの得意な分野、人の得意な分野をうまく組み合わせながら生産している。
Q5.新車ラインへの変更はどのくらいかかるか?
⇒ 規格が決まってから半年から1年。
Q6.出荷先の国別に部品は変更するか?
⇒ 同じ部品を使用しているが、仕向け地の規格に合わせて変える部品もある。
Q7.2交替勤務者の、昼勤務から夜勤務への移行時はどうしているか?
⇒ 就寝・起床時間で調整している。
【報告】碇 貴臣