2022年4月度STFセミナー#231「炭素循環に基づく持続可能な社会におけるプラスチックの役割」【ハイブリッド】
2022年 02月 18日科学技術者フォーラム(STF) 2022年4月度セミナー(第231回)のご案内
「炭素循環に基づく持続可能な社会におけるプラスチックの役割」
早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 ナノプロセス研究所 客員教授
工学博士 加茂 徹 氏
4月度STFセミナーはプラスチックリサイクルのお話です。
とっても身近で、我々の生活空間のいたるところにあたりまえのように存在するプラスチック類。 今、この便利なプラスチックの安易な使用が問われ始めています。近年、陸域から流出した廃プラスチック類が海洋プラスチックゴミ問題(マイクロプラスチック海洋汚染)として世界的な課題となっているなどなど。
SDGsにつながる今後のプラスチックリサイクルの取り組みに関し、長年当研究に携わってこられた専門家からお話をしていただきます。
1.開催日時: 2022年4月16日(土)14:00~16:40
2.開催方式: ハイブリッド【会場リアル+WEB(ZOOM)オンライン】
会場:港区生涯学習センター(ばるーん)304学習室
(JR新橋駅鳥森口徒歩3分) 地図:下記URL参照https://www.city.minato.tokyo.jp/shisetsu/toshokan/shogaigakushu/01.html
3.講演概要
プラスチックは軽くて丈夫で安価なため、世界では年間約4億tが生産されています。我々に日常的に購入する食料品や日用品は殆ど全てがプラスチック容器に包まれており、そのために家庭からは毎日大量の廃プラスチックが排出されています。一方、大量に廃棄されたプラスチックの一部が海洋へ流出し、生態系に深刻な影響を与えている可能性があることが分かってきました。また、廃プラスチックチックの焼却で発生した二酸化炭素は、地球温暖化を加速しているとの指摘も受けています。
本講演では、廃プラスチック問題の現状および最新のリサイクル技術を紹介すると共に、便利で厄介なプラスチックとこれからどのように付き合っていくべきかの考え方を示したいと思っています。
1) 持続可能な社会の実現を目指す背景
2) 廃プラスチックに関する動向
3) プラスチックのリサイクルの特徴
4) マイクロプラスチックの現状
5) プラスチックのリサイクル技術の概要
マテリアルリサイクル
ケミカルリサイクル
PETボトルのリサイクル
エネルギー回収
評価法
6)電気電子機器に使用されているプラスチックのリサイクル
7) 自動車に自動車に使用されているプラスチックのリサイクル
8) バイオプラスチックの現状と課題
9) 炭素循環を前提とした資源循環
10) 資源循環の未来
4.演者略歴:
宮城県生まれ。1986年東北大学大学院工学研究科応用化学専攻博士課程後期修了、工学博士、東北大学工学部応用化学科の助手を経て、1987年工業技術院公害資源研究所研究員、2001年に産業技術総合研究所が設立されエネルギー利用研究部門グループ長、環境管理技術研究部門グループ長、上級主任研究員、2019年退職し産業技術総合研究所環境管理研究部門招聘研究員、2021年から早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 客員教授。
【専門分野】リサイクル工学、有機物理化学。
【受賞歴】2013年産業環境管理協会リサイクル技術本多賞、2018年プラスチックリサイクル化学研究会功労賞 等
5.参加費:以下の区分にしたがい、Peatix(WEBチケット)*でお支払い下さい。
・科学技術者フォーラム(STF)会員、学生: 1,000円
・友好団体会員/メンバー:
経営支援NPOクラブ、次世代農業フォーラム、
シニアエキスパートフォーラム、テクノメイトコープ、
BCCネット、表界研 など 1,500円
・STFセミナー講師経験者: 1,500円
・一 般: 2,000円
*【Peatixの利用法】
https://stf.or.jp/top/images/music/m442.pdf をご確認の上、アカウ
ントの取得(登録)など必要なお手続きをした上でご利用下さい。
Peatixが利用できない(操作不明な)方は担当までご相談下さい。
6 参加申込【事前申込制】:
・ 事前申込なく当日の会場(飛び込み)参加はできません。
・ 会場/WEB参加を問わず、締切日時までに、下記からお申込み下さい。
https://peatix.com/event/3168742/
・申込締切:4月13日(水)23時、コンビニ/ATM(郵貯等)は12日(火)
・Peatix への入金が確認された方へは、順次受付メールを送りします。
・ZOOMミーティング名や URL、パスコード、手元資料等は、開催前日
の15日(金)に事務局からメールでご案内します。
【ご注意】
① 当日、会場では講演資料の配布はいたしません。
② 会場参加の方は、前日15日にメールで案内するリンク先から講演資料
をダウンロード、印刷してご持参下さい。
③ 講師への質問は、会場参加者を優先といたします。
※講演中の画面の撮影や録音などは、ご遠慮願います。
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NPO法人 科学技術者フォーラム(STF)
4月度セミナー担当 佐熊 範和
E-mail: kumasan-pp@jcom.home.ne.jp
Mobile: 090-1995-5570
URL: http://stf.or.jp/
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