科学技術者フォーラムH30年4月度セミナー案内「光触媒の現状と未来への展望」
2018年 04月 14日STF平成30年4月度セミナー(第190回)のご案内
「光触媒の現状と未来への展望」
−快適で持続可能な社会のために−
地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所 (KISTEC)
主任研究員 落合 剛 氏
1967年に藤島先生(現東京理科大学長)により発見された光触媒
反応は、既に病院での抗菌や空気の浄化、浄水など世界各地で
使われています。
また、光触媒は、環境のみならず、光合成や太陽光から直接の
水素生成など、再生エネルギーの可能性も秘めた技術でもあり
ます。本セミナーでは、藤島先生のお弟子さんでもあります落合
先生から、光触媒の実用化の状況と今後の動向について、わかり
やすく解説をいただきます。
セミナー担当 水越 正孝
1.日時:平成30年4月21日(土) 14:00〜16:50
講演終了後近くの会場で参加者の懇親を目的に懇親会開催しま
す(19時頃まで)。
2.会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F第2講習室
(JR大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側)
地図:http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
3.講演要旨
最近、外装材や空気清浄機などに応用されている“光触媒”。
「光が当たるだけで汚れが落ち、空気もきれいになる」などと
いった宣伝文句が印象的だが、本当にそんな効果があるのだろ
うか?そもそも光触媒とはいったい何なのか?
ある種の金属酸化物は、光を当てると、その表面で酸化分解反
応などを起こす。しかし、金属酸化物自体は反応の前後で変化
しない。金属酸化物が光エネルギーを吸収し、それを使って反
応を起こしているのである。これが光触媒反応である。現在、
酸化チタンに紫外線を照射することで、この光触媒反応が効率
よく起きることが知られており、幅広い分野に応用されている。
光触媒関連技術は我が国オリジナルの技術であり、酸化チタン
を用いた水の光分解(本多・藤嶋効果)の発見以来、実に50年
以上研究開発が続けられている。しかしながら、その知名度や
製品の市場が急速に拡大したのは、ごく最近のことである。
光触媒技術を応用した製品の事業規模は、ここ十数年で約3倍に
増加した。主な応用先は外装材と環境浄化機器の2分野である
が、 新型インフルエンザの大流行など、昨今の環境リスクの
多様化・深刻化をうけ、空気清浄機をはじめとした環境浄化機
器への応用が積極的に行われている。
本講演では、いくつかのトピックスをとりあげ、実験を交えな
がら、光触媒の基礎から最新の研究成果、市場の動向および未
来への展望などについて述べる。
4.略歴
平成20年 名古屋工業大学大学院 工学研究科 博士後期課程
物質工学専攻 修了博士(工学)
17〜20年 東海旅客鉄道株式会社(JR東海)総合技術本部 技術
開発部 機能材料チーム研究員
20〜25年 ㈶神奈川科学技術アカデミー(KAST) 重点研究室 光
触媒グループ 常勤研究員
25〜29年 (公財)神奈川科学技術アカデミー実用化実証事業
光触媒グループ サブリーダー(リーダーは藤島昭先生)
26年〜現職 東京理科大学 総合研究機構 光触媒国際研究セン
ター 客員准教授(併任)
28〜29年 (公財)神奈川科学技術アカデミー高度計測センター
材料解析グループ 主任研究員
29年〜現職 地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所
(KISTEC)川崎技術支援部 材料解析グループ 主任研究員兼 研究
開発部 実用化実証事業 光触媒グループ サブリーダー
そのほか、日本工業大学 非常勤講師(化学)、東京理科大学
総合研究機構 エネルギー・環境光触媒研究部門 客員研究員、
㈶北里環境科学センター 研究生、法政大学 兼任講師を併任。
主に、光触媒および導電性ダイヤモンド電極を用いた環境浄化
に関する研究に従事。研究成果の実用化をめざし、企業との共
同研究を積極的に展開中。平成26年3月、電気化学会進歩賞・
佐野賞受賞。
5.参加費 会場でお支払いください。
・科学技術者フォーラム(STF)正会員,学生 1,000円
・BCC-NET会員、経営支援NPOクラブ会員、NPO-BIN会員、異普奇会
会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、
表界研会員、BEST-JAPAN研究会、NPOエルダーシステム、MACメ
ディカル、RKH研究所、その他友好団体会員 1,500円
・一般 2,000 円
*講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。
6.参加申込:下記の申込書に記入して、セミナー担当水越 正孝
宛メール、あるいはSTF事務局へFAX.でお申込みください。
E-mail:syndeo.llc@mbr.nifty.com
STF事務局FAX:03-0843-1670
****セミナー参加申し込み ***************
<科学技術者フォーラム(STF)平成30年4月度セミナー
(第190回)参加申込書>
●お名前: (ふりかな: )
●所属(会社,事務所、団体):
●メールアドレス:
●TEL: FAX:
●参加区分:
・科学技術者フォーラム(STF)正会員、学生 1,000円
・BCC―NET会員、経営支援NPOクラブ会員、NPO-BIN会員、畏怖
機械会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会
会員、表界研会員、BEST-JAPAN研究会、NPOエルダーシス
テム、MACメディカル、RKH研究所、その他の友好団体
1,500円
・一般(紹介者: ) 2,000円
●懇親会:参加 不参加 (いずれか残す)
●領収書(講演会)の必要有無: 有 無 (いずれか残す)
STF平成30年4月度セミナー(第190回)のご案内
「光触媒の現状と未来への展望」
−快適で持続可能な社会のために−
地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所 (KISTEC)
主任研究員 落合 剛 氏
1967年に藤島先生(現東京理科大学長)により発見された光触媒
反応は、既に病院での抗菌や空気の浄化、浄水など世界各地で
使われています。
また、光触媒は、環境のみならず、光合成や太陽光から直接の
水素生成など、再生エネルギーの可能性も秘めた技術でもあり
ます。本セミナーでは、藤島先生のお弟子さんでもあります落合
先生から、光触媒の実用化の状況と今後の動向について、わかり
やすく解説をいただきます。
セミナー担当 水越 正孝
1.日時:平成30年4月21日(土) 14:00〜16:50
講演終了後近くの会場で参加者の懇親を目的に懇親会開催しま
す(19時頃まで)。
2.会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F第2講習室
(JR大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側)
地図:http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
3.講演要旨
最近、外装材や空気清浄機などに応用されている“光触媒”。
「光が当たるだけで汚れが落ち、空気もきれいになる」などと
いった宣伝文句が印象的だが、本当にそんな効果があるのだろ
うか?そもそも光触媒とはいったい何なのか?
ある種の金属酸化物は、光を当てると、その表面で酸化分解反
応などを起こす。しかし、金属酸化物自体は反応の前後で変化
しない。金属酸化物が光エネルギーを吸収し、それを使って反
応を起こしているのである。これが光触媒反応である。現在、
酸化チタンに紫外線を照射することで、この光触媒反応が効率
よく起きることが知られており、幅広い分野に応用されている。
光触媒関連技術は我が国オリジナルの技術であり、酸化チタン
を用いた水の光分解(本多・藤嶋効果)の発見以来、実に50年
以上研究開発が続けられている。しかしながら、その知名度や
製品の市場が急速に拡大したのは、ごく最近のことである。
光触媒技術を応用した製品の事業規模は、ここ十数年で約3倍に
増加した。主な応用先は外装材と環境浄化機器の2分野である
が、 新型インフルエンザの大流行など、昨今の環境リスクの
多様化・深刻化をうけ、空気清浄機をはじめとした環境浄化機
器への応用が積極的に行われている。
本講演では、いくつかのトピックスをとりあげ、実験を交えな
がら、光触媒の基礎から最新の研究成果、市場の動向および未
来への展望などについて述べる。
4.略歴
平成20年 名古屋工業大学大学院 工学研究科 博士後期課程
物質工学専攻 修了博士(工学)
17〜20年 東海旅客鉄道株式会社(JR東海)総合技術本部 技術
開発部 機能材料チーム研究員
20〜25年 ㈶神奈川科学技術アカデミー(KAST) 重点研究室 光
触媒グループ 常勤研究員
25〜29年 (公財)神奈川科学技術アカデミー実用化実証事業
光触媒グループ サブリーダー(リーダーは藤島昭先生)
26年〜現職 東京理科大学 総合研究機構 光触媒国際研究セン
ター 客員准教授(併任)
28〜29年 (公財)神奈川科学技術アカデミー高度計測センター
材料解析グループ 主任研究員
29年〜現職 地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所
(KISTEC)川崎技術支援部 材料解析グループ 主任研究員兼 研究
開発部 実用化実証事業 光触媒グループ サブリーダー
そのほか、日本工業大学 非常勤講師(化学)、東京理科大学
総合研究機構 エネルギー・環境光触媒研究部門 客員研究員、
㈶北里環境科学センター 研究生、法政大学 兼任講師を併任。
主に、光触媒および導電性ダイヤモンド電極を用いた環境浄化
に関する研究に従事。研究成果の実用化をめざし、企業との共
同研究を積極的に展開中。平成26年3月、電気化学会進歩賞・
佐野賞受賞。
5.参加費 会場でお支払いください。
・科学技術者フォーラム(STF)正会員,学生 1,000円
・BCC-NET会員、経営支援NPOクラブ会員、NPO-BIN会員、異普奇会
会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、
表界研会員、BEST-JAPAN研究会、NPOエルダーシステム、MACメ
ディカル、RKH研究所、その他友好団体会員 1,500円
・一般 2,000 円
*講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。
6.参加申込:下記の申込書に記入して、セミナー担当水越 正孝
宛メール、あるいはSTF事務局へFAX.でお申込みください。
E-mail:syndeo.llc@mbr.nifty.com
STF事務局FAX:03-0843-1670
****セミナー参加申し込み ***************
<科学技術者フォーラム(STF)平成30年4月度セミナー
(第190回)参加申込書>
●お名前: (ふりかな: )
●所属(会社,事務所、団体):
●メールアドレス:
●TEL: FAX:
●参加区分:
・科学技術者フォーラム(STF)正会員、学生 1,000円
・BCC―NET会員、経営支援NPOクラブ会員、NPO-BIN会員、畏怖
機械会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会
会員、表界研会員、BEST-JAPAN研究会、NPOエルダーシス
テム、MACメディカル、RKH研究所、その他の友好団体
1,500円
・一般(紹介者: ) 2,000円
●懇親会:参加 不参加 (いずれか残す)
●領収書(講演会)の必要有無: 有 無 (いずれか残す)