科学技術者フォーラムH29年5月度セミナー案内「江戸の街作り」
2017年 03月 31日科学技術者フォーラムH29年 5月度セミナー(第179回)のご案内
「江戸の街作り−エコで清潔な大都市江戸」
時代小説作家 大久保 智弘 氏
井の頭池に源を持つ神田川(江戸川)は、4,50年前には流域の住人急増によってもたらされる大量の生活排水が流れ込み、悪臭を放つ下水道でしたが、今では下水処理施設が整備され、比較的きれいな水が流れる川になっています。その神田川は時代とともに変化し、現在の状態からは想像しにくいのですが、江戸時代には上水道の機能を持ち、本来水事情の良くなかった江戸の街にとって極めて重要な役割を持っていたということです。さらに東京を歩き回ると、昔の江戸を断片的に想像させる場所が散在しています。
今回、数々の時代小説を書かれ、江戸の街に詳しい大久保様にエコで清潔な大都市がどのように作られたかをお話しいただきます。
1.日時:平成29年 5月20日(土) 14:00 〜 16:50
講演終了後近くの会場で参加者の懇親を目的に懇親会を開催する予定です(19時頃まで)。
2.会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F 第4講習室
(JR大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側)
地図:http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
3.講演概要
世界有数の巨大都市となっている東京ですが、その基本形は江戸時代に完成していました。都市の成立には様々な条件が必要ですが、膨張してゆく人口を支えるには、飲料水の確保と食材の補給路は欠かせないでしょう。江戸の街はどのような視点から造られたのか、徳川家康は江戸入りするにあたって、荒涼とした武蔵野の湿地帯に過ぎなかった寒村に、どのような手を加えて江戸という大都市を造りあげたのか。実際に使われた江戸の古地図を見ながら、巨大都市東京の原型となった街造りの発想をたどってみたいと思います。江戸は究極のエコ社会であったという見方が、いまは当たり前のように言われていますが、それには何をどのように整えて行ったのか、現代の行政にも参考となるような様々な仕掛けに気がつかれることでしょう。過去の歴史に現代の光を当てることによって何が見えてくるのか。みなさん方のお仕事にも直結するような、何らかのヒントになればと思います。
4.経 歴
1971年 立教大学文学部卒業。都立高校の国語教師として都内各地に勤務。
1994年 長編小説『水の砦』によって、講談社と朝日放送の共催による時代小説大賞を受賞。同作は『忍者返し水の城』というタイトルでテレビ朝日で放映される。
1995年以降は、都立高校教師と大学の講師を兼任しながら、『江戸群炎記』『木霊風説』『仮面疾風』などの長編小説を講談社から、祥伝社からは『勇者は畏れず』『兵は奇道なり』など中国古代史物を出版する。
2003年 昼は高校教師、夜は執筆という二重生活に疲労困憊し、講師も大学の非常勤講師だけに絞って作家業に専念する。
同年、日刊紙長野日報に歴史小説『モレヤ』を連載。木曽義仲を軸として諏訪の中世を描き、連載期間は5年間に及ぶ。
2006年 二見時代小説文庫創刊に参加し『水妖伝』を書く。これは『御庭番宰領シリーズ』となって現在7巻まで。
5.参加費 会場でお支払いください。
・科学技術者フォーラム(STF)正会員、学生 1,000円
・BCC-NET会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、NPO-BIN会員、
異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、
BEST-JAPAN研究会、NPOエルダーシステム、その他友好団体会員 1,500円
・一般 2,000 円
*講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。
6.参加申込:下記の申込書に記入して、セミナー担当の 木村 芳一 宛 メールまたはTEL,FAXでお申込みください。
TEL,FAX:045-301-2563 E-mail:yt.kimura@sea.plala.or.jp
*************セミナー参加申し込み ***************
<科学技術者フォーラム(STF)平成29年 5月度セミナー(第179回)参加申込書>
●お名前: (ふりかな: )
●所属(会社,事務所、団体):
●メールアドレス:
●TEL: FAX:
●参加区分:
・科学技術者フォーラム(STF)正会員、学生 1,000円
・BCC―NET会員、NPO−BIN会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、
BEST-JAPAN研究会、NPOエルダーシステム、その他の友好団体 1,500円
・一般(紹介者: ) 2,000円
●懇親会:参加 不参加 (いずれか残す)
●領収書(講演会)の必要有無: 有 無 (いずれか残す)