科学技術者フォーラムH29年2月度セミナー案内「プラスチックの機能化技術の最前線」
2017年 01月 06日科学技術者フォーラムH29年 2月度セミナー(第176回)のご案内
「プラスチックの機能化技術の最前線」
日本大学 理工学部 理工学研究所 顧問 澤口 孝志
www.cst.nihon-u.ac.jp
ポリオレフィン類は最も汎用的な熱可塑性プラスチックとして成型材、フイルム、シート材など各業界においてさまざまな形態で利用されております。
中でも、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)の使用量は突出して多く、そのリサイクル方法も数多く案出されておりますが、現実にはサーマルリサイクルが大半であると聞いております。
今回のセミナーでは熱可塑性プラスチックの代表であるPPを熱分解し、非常に反応性の高い反応性プラスチックに生まれ変わらせ高付加価値材料に仕上げる技術のみならず、新素材との組み合わせによるスーパー材料への実用展開についてもお話しいただける予定です。
材料分野にご関心のある方は、ぜひ、ご参加ください。
1.日時:平成29年 2月18日(土) 14:00 〜 16:50
講演終了後近くの会場で参加者の懇親を目的に懇親会開催する予定です。(19時頃まで)
2.会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F 第3講習室
(JR大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側)
地図:http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
3.講演概要
プラスチックの生産量の半量以上を占め、炭素と水素原子から成る非極性高分子であるポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィンは汎用樹脂として多用されている。しかしながら、非極性であるが故、異種素材(高分子、金属、セラミック)との相互作用に乏しいことが長らく重要な改良課題となっている。本講演では演者が大学研究者時代に培った、特にポリプロピレンの極性化による異種素材との接着性、相溶性などの相互作用の向上を目指した最新の機能化技術に関する研究成果について概説する。
近年、地球温暖化の主因と目されている二酸化炭素などの削減が急務となっていることから、特に金属代替材料として、より軽量な高分子素材を活かした複合材料が注目されている。この潮流は今や航空機だけでなく自動車材料に向け、炭素繊維やセルロースナノファイバーなどのナノフィラーを複合化した熱可塑性プラスチックナノ複合材料による軽量化技術の開発に拍車をかけている。中でもマトリックス樹脂のターゲットは熱可塑性プラスチックの代表、ポリプロピレンである。
4.経 歴
昭和51年 日本大学大学院理工学研究科修士課程工業化学専攻修了、日本大学理工学部助手
平成 8年 博士(工学)(東京大学) 取得
平成14年〜 日本大学理工学部教授
平成27年〜現在 日本大学理工学部理工学研究所顧問
賞・その他
平成9年11月 平成9年度日本大学理工学部学術賞受賞
平成22年6月 平成21年度プラスチックリサイクル化学研究会研究功績賞受賞
平成26年2月 平成25年度高分子学会フェローアカデミア(レビュー・スカラー)称号受賞
平成26年7月 平成26年度マテリアルライフ学会 学会賞(総説賞)受賞
5.参加費 会場でお支払いください。
・科学技術者フォーラム(STF)正会員,女性、学生 1,000円
・BCC-NET会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、NPO-BIN会員、
異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、
BEST-JAPAN研究会、NPOエルダーシステム、その他友好団体会員 1,500円
・一般 2,000 円
*講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。
6.参加申込:下記の申込書に記入して、セミナー担当の 佐熊 範和 宛メールまたはTELでお申込みください。
TEL:090-1995-5570 E-mail:kumasan-pp@jcom.home.ne.jp
*************セミナー参加申し込み ***************
<科学技術者フォーラム(STF)平成29年2月度セミナー(第176回)参加申込書>
●お名前: (ふりかな: )
●所属(会社,事務所、団体):
●メールアドレス:
●TEL: FAX:
●参加区分:
・科学技術者フォーラム(STF)正会員、学生 1,000円
・BCC―NET会員、NPO−BIN会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、
BEST-JAPAN研究会、NPOエルダーシステム、その他の友好団体 1,500円
・一般(紹介者: ) 2,000円
●懇親会:参加 不参加 (いずれか残す)
●領収書(講演会)の必要有無: 有 無 (いずれか残す)