科学技術者フォーラムH28年12月度セミナー案内「人間を超える囲碁・将棋〜ゲームAIの技術と展望〜」
2016年 11月 10日科学技術者フォーラムH28年 12月度セミナー(第174回)のご案内
「人間を超える囲碁・将棋〜ゲームAIの技術と展望〜」
電気通信大学 情報理工学部 情報通信工学科 助教 伊藤 毅志 氏
http://entcog.c.ooco.jp/ito/
AI(人工知能)の実用化製品としては、ソニーの「アイボ」が記憶にある方は多いかと思います。そのアイボも今年でメンテナンス対応を終わり、壊れたアイボから部品とりして細々と愛好家仲間でメンテナンスがされる予定との記事を目にしました。
一方、最近はAIという文字を新聞紙上に載らない日はないように感じます。8/19の新聞紙上では、政府肝いりで、理研と民間企業の共同研究を進める記事が載っていました。
今回のセミナーではたくさんあるAI実用化の中で、特に脚光を浴びているゲームAIに関して、その基本から実用化についてお話しいただける予定です。
1.日時:平成28年 12月17日(土)14:00 〜 16:50
講演終了後近くの会場で参加者の懇親を目的に懇親会開催する予定です。(19時頃まで)
2.会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」6F 中会議室(いつもと場所が異なります。)
(JR大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側)
地図:http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
3.講演概要
2016年3月Google傘下のDeep Mind社がDeep Learningを用いた囲碁プログラム「アルファ碁」を
発表し、世界最強レベルの囲碁棋士である李世ドル氏と対戦し、4勝1敗と勝利を収め、世界を驚かせた。
囲碁は探索空間が広いばかりか、局面をコンピュータに認識させることが難しく、強いプログラムの
開発が困難なゲームであると思われており、人間トップを超えるコンピュータプログラムの開発には
まだ10年以上かかるのではないかと思われてきた。
一方、将棋の分野でも、数年前からプロ棋士がコンピュータ将棋に敗れるという事態が起こってきてる。
囲碁と将棋はゲームとしての違いがあり、異なる技術で人間を凌駕するパフォーマンスを示している。
本講演では、囲碁将棋を含むゲームAIの研究の歴史を紐解き、人間を凌駕するようになったゲームAIの
技術を概観する。ゲームAI研究の次なるターゲットや今後の展望についても触れる。
4.経 歴
1994年名古屋大学工学研究科情報工学専攻修了(工学博士).
同年より電気通信大学助手.2007年より同助教.2010年より情報理工学研究科助教.
2016年より、人工知能先端研究センター兼任教員.
ゲームを題材とした認知科学的研究に従事.コンピュータ囲碁フォーラム (CGF) 理事.
エンターテイメントと認知科学研究ステーション代表.
UEC杯コンピュータ囲碁大会、囲碁電聖戦の実行委員長.
著書に,「先を読む頭脳」(新潮社)ほか.
5.参加費 会場でお支払いください。
・科学技術者フォーラム(STF)正会員,女性、学生 1,000円
・BCC-NET会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、NPO-BIN会員、
異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、
BEST-JAPAN研究会、NPOエルダーシステム、その他友好団体会員 1,500円
・一般 2,000 円
*講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。
6.参加申込:下記の申込書に記入して、セミナー担当の 東海林 節夫 宛メールまたはTELでお申込みください。
TEL:090-1056-4644 E-mail:setsuoshoji@lilac.ocn.ne.jp
*************セミナー参加申し込み ***************
<科学技術者フォーラム(STF)平成28年 12月度セミナー(第174回)参加申込書>
●お名前: (ふりかな: )
●所属(会社,事務所、団体):
●メールアドレス:
●TEL: FAX:
●参加区分:
・科学技術者フォーラム(STF)正会員、学生 1,000円
・BCC―NET会員、NPO−BIN会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、
BEST-JAPAN研究会、NPOエルダーシステム、その他の友好団体 1,500円
・一般(紹介者: ) 2,000円
●懇親会:参加 不参加 (いずれか残す)
●領収書(講演会)の必要有無: 有 無 (いずれか残す)