科学技術者フォーラムH27年12月度セミナー案内「水の科学とその応用---不思議な水に迫る」

科学技術者フォーラムＨ２７年１２月度セミナー（第１６２回）のご案内

「水の科学とその応用---不思議な水に迫る」

杉原科学技術研究所（横浜）・所長 杉原 淳 氏
URL: pmbwaterss41.com

生物にとって重要な物質の一つである水についての科学的性質を説明していただき、さらに特殊処理を施した“活性水”の製造方法およびその特徴について、実証に基づいて解説していただきます。特に、その“活性水”を使用した様々な応用が展開されていて、その有用性が明らかにされつつあります。現在の難題である放射性物質の低減にも挑戦され、成果を得ています。
非常に興味深いお話しをしていただきますので、是非多数のご参加をお願い致します。

１．日時：平成２７年１２月２５日（金） １４：００ 〜 １６：５０
講演終了後、近くの会場で参加者の懇親を目的に懇親会開催します（１９時頃まで）。

２．会場：品川区立総合区民会館「きゅりあん」５Ｆ第４講習室
（ＪＲ大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側）
地図：http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/

３．講演要旨：
生体中の水は体重の約70%、また血液中には約80%と言われるように、我々の周りに空気と同じように当たり前の存在として、認識されているためか、知っているようで意外と判っていません。そこで、水ともっと上手に付き合うことについて、この10年近い研究成果を紹介します。水にまつわる事象だけに終わらず、できるだけ水の基礎科学からスタートして、それを解き明かすことによって、そこから応用への道がさらに広がり。ます。最後に最近のトピックスとして、９月末にオランダで開催された「ヨーロッパにおける水の会議」に招待され講演をしてきましたので、その報告もします。
第一部：水の基礎として“活性化”水とは、どのような状態か？ということを中心にして、活性水(＝特殊処理水)とは科学的にはどのような内容なのか、巷で云われているアルカリ・イオン水、電解水、水素水などにも触れます。i)
どうやって
創るか；水の分子H2Oは水素結合という余り強くないエネルギーで結びついていると云われています（どの位の数が結びついているか、誰も判りません）。それを圧力（20気圧＝2
MPa）で結合を解きます（この特殊 処理水をSIGNと命名＝詳しくは講演で）。その結果、数分子になっていると考えられます。 ii)
科学的な特徴；まだ杉原の仮説ですが、一部の水素結合が切れたところの プロトンH+と
電子e-が、水素原子Hを作るのではなく、あたかも一個の粒子（これをインフォトンと命名しました＝2008年商標登録）のように、振る舞います。その粒子の回転や伸縮によって、遠赤外線やさらにエネルギ−の小さいテラヘルツ波（THz）を輻射します。海底1万mに相当する水についても触れます。
第二部：特殊処理水の応用技術を主に述べます。i)
天ぷら油の蘇生；20L缶を“活性化”して、使い古した天ぷら油をその中へ保管、3日ほどで「還元」によって油が蘇る。
ii)車の排ガスの低減とそれに基づいた燃費の改善、さらにVOC低減；車は実機、活性化治具をエアフィルタ−などに設置した車と、何もしない車で、1時間アイドリング（車を丸ごとそれぞれ、テントの中）、排ガスをリアルタイムで測定。iii)
生鮮 食品の鮮度保持；活性化ラップフィルムと普通のフィルムにシイタケを室温で5間放置、リアルタイムで中のCO2, O2の測定。iv)
細胞の活性化について；活性化した下着を身に付け、
呼気、血流などを測定。血液中の水が吸収されやすくなっている。こうした様々な事例となぜそうなるかを紹介します。産業界でも利用されているもの、またこれから期待される展開を述べ、2011.3.11にまつわる課題として、v)
放射性物質低減に 関する取組みと放射線障害の軽減を話します。

４．略 歴
1965年 京都府立大学（生物化学専攻）
1970年 大阪大学大学院工学研究科 原子力工学専攻（工学博士）、技術士（1972）
1970-1987年 日本ニュクリア・フュエル株式会社
1987-2009年 湘南工科大学・材料工学科教授（エネルギー関連のセラミックスの研究）
この間、経済産業省
総合資源エネルギー調査会臨時委員（11年間）、熱電半導体に関するJIS制定の委員会委員長3年間（平成14年JIS制定）、またこの間、３年間、省際基礎研究官（旧科学技術庁無機材質研究所）。
2009-2013年 神奈川大学・工学研究所客員教授
2010年-現在 杉原科学技術研究所（横浜）・所長 URL: pmbwaterss41.com
2014年-現在 NPO光と水の研究所（福島県二本松市）・理事長
「水に関する論文」
1)“Photochemical Removal of Pollutants from Air or Automobile Exhaust by Minimal Catalyst Water” Water, Vol.1, 92-99, 2009.
2)“The Mechanisms of Activation of Substances by Minimal Catalyst Water and Application in Keeping Foods Fresh”, Water, Vol.3 , 87-94, 2011.
3) “Deactivation of Radiation from Radioactive Materials Contaminated in a Nuclear Power Plant Accident”, Water Vol5, 69-85, 2013.
4) “Microscopic Approach to Water by Using the DV-Xα Method,and Some Innovative Applications”, 257-289,Springer International Pub., Switzerland, 2014.
5) “Faster disintegration of radioactive substances and prediction of a half-life of radionuclide using energy of processed water”, Int. J. Curr.
Res. Aca. Rev.,2015;3(8):196-207.
「日本を救う道を求めて—癌と闘う初めてソーラーカーを実用化した技術者--」
（杉原 淳著、現代図書2009年）

５．参加費 会場でお支払いください。
・科学技術者フォーラム（ＳＴＦ）正会員,学生 1,000円
・BCC-NET会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、NPO-BIN会員、
異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、
BEST-JAPAN研究会、NPOエルダーシステム、その他友好団体会員 1,500円
・一般 2,000 円
＊講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。

６．参加申込：下記の申込書に記入して、セミナー担当の木村 芳一 宛メールまたはFAXでお申込み
ください。
TEL,FAX：045-301-2563 E-mail：yt.kimura@sea.plala.or.jp

*************セミナー参加申し込み ***************
＜科学技術者フォーラム（ＳＴＦ）平成２７年１２月度セミナー（第１６２回）参加申込書＞
●お名前： （ふりかな： ）
●所属（会社，事務所、団体）：
●メールアドレス：
●ＴＥＬ： ＦＡＸ：
●参加区分：
・科学技術者フォーラム（ＳＴＦ）正会員、学生 1，000円
・ＢＣＣ―ＮＥＴ会員、ＮＰＯ−ＢＩＮ会員、ティー・エムレポート会員、経営支援ＮＰＯクラブ会員、異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、
BEST-JAPAN研究会、ＮＰＯエルダーシステム、その他の友好団体 1，500円
・一般（紹介者： ） 2，000円
●懇親会：参加 不参加 （いずれか残す）
●領収書（講演会）の必要有無： 有 無 （いずれか残す）