H27年3月度セミナー案内「我が国のがん対策の現状について」
2015年 01月 26日科学技術者フォーラムH27年 3月度セミナー(第153回)のご案内
「我が国のがん対策の現状について」
国立がん研究センター がん対策情報センター長 若尾 文彦 氏
がんは日本人の死因の第一であり大変身近な病気です。ご家族、ご友人あるいはご自身が既に罹患し治療を受けているかもしれません。がんの医療において、がんの医療に関する情報不足、がん医療の地域、施設の差がある等、がん医療に関する不安・不満を感じている・また感じた方も少なくないと思います。今回、国立がん研究センター がん対策情報センター長若尾文彦氏に、これらについて進められているがん対策の現状についてお話して頂きます。
1. 日時:平成27年 3月 19日(木) 14:00〜16:50
講演会終了後近くの会場で講師を囲んで懇親会を開催(19時まで)
2. 会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F 第3講習室
(JR大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側)
地図:http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
3. 講演要旨:
がんは、1981年日本人の死因の第一位となり、その後も増え続け、今や日本人の2人に1人はがんにかかり、3人に1人は、がんでなくなる時代となっています。その上、今後、高齢者の増加に伴いその数はさらに増えていくことが推測されています。そのような状況に対処するため、平成18年に、がん対策基本法が策定され、平成19年には、がん対策推進基本計画が作成され、平成24年6月には基本計画が更新され、計画に基づいて様々な施策が実施されています。基本計画では、「がんによる死亡者の減少」、「すべてのがん患者および家族の苦痛の軽減と療養生活の維持向上」、「がんになっても安心して暮らせる社会の構築を全体目標」として、「放射線療法、化学療法、手術療法の更なる充実とこれらを専門的に行う医療従事者の育成」、「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」、「がん登録の推進」、「働く世代や小児へのがん対策の充実」が、重点的に取り組む課題される他、様々な対策が実施されています。
セミナーでは、がんに関する基礎知識、科学的根拠に基づくがん予防法、推奨されるがん検診、専門的ながん医療を提供し、地域のがん医療の連携体制の中核的な役割を担っている全国409か所の「がん診療連携拠点病院」、その拠点病院に設置されている誰でも、がんについて、相談することができる「がん相談支援センター」、がんに関する多くの情報源となる国立がん研究センターがん対策情報センターが運営するウエブサイト「がん情報サービス」、来年1月から新たに始まる「全国がん登録」など、がん対策の状況について概説します。参加していただいた方に、がんを他人事ではなく、自分事として、対応すべき時代に必要となる、がん情報リテラシーを身につけていいただくとともに、皆様の技術のがん対策への活用について、意見交換を行いたいと考えております。よろしくお願いいたします。
4. 経歴:
1986 年 横浜市立大学医学部卒業
横浜市立大学医学部付属病院臨床研修医
1988 年 国立がんセンター病院 放射線診断部 レジデント
1991 年 国立がんセンター病院 放射線診断部 チーフレジデント
1992 年 国立がんセンター中央病院 放射線診断部 医員
1998 年 国立がんセンター中央病院 放射線診断部 医長
2006 年 国立がんセンターがん対策情報センター センター長補佐併
情報提供・診療支援グループ長併任
2010 年 独立行政法人化に伴い、国立がん研究センターに名称変更
2010 年12 月1日より、国立がん研究センターがん対策情報センター 副センター長
2011 年4 月1 日より、国立がん研究センターがん対策情報センター がん情報提供研究部長
2012 年3 月1 日より、国立がん研究センターがん対策情報センター センター長
1986 年に横浜市立大学医学部卒業し、88 年国立がんセンターレジデント、91 年がん専門修練医を経て、92 年 国立がんセンター中央病院放射線診断部医員、98 年 同医長。画像診断医として、腹部実質臓器の画像診断に従事しながら、国立がんセンター情報副委員長として、ホームページからのがん情報の発信などに取り組む。2006 年10 月がん対策情報センター開設に伴い、センター長補佐、情報提供・診療支援グループ長併任となり、がん情報サービス(ganjoho.jp)の運用に従事している。厚生労働科学研究費補助金「国民に役立つ情報提供のためのがん情報データベースや医療機関データベースの質の向上に関する研究班」主任研究者、厚生労働省「がんに関する普及啓発懇談会」のメンバーを務める。
2010 年12 月1 日、がん対策情報センター 副センター長に、2011 年4 月1 日より、がん対策情報センター がん情報提供研究部長も併任となる。
2012 年3 月より現職。がん情報の収集・発信に従事。
主な役職:東京大学、京都大学での非常勤講師、厚生労働省及び文部省のがん診断に関する検討・推進活動委員等。
5.参加費 会場でお支払いください。
・科学技術者フォーラム(STF)正会員,女性、学生 1,000円
・BCC-NET会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、NPO-BIN会員、
異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、
BEST-JAPAN研究会、その他友好団体会員 1,500円
・ 一般 2,000円
*講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。
6.参加申込:下記の申込書に記入して、セミナー担当の後藤 幸子 宛メールまたはFAXでお申込みください。
TEL,FAX:042-392-1857 E-mail:sgotoh@jcom.home.ne.jp
************セミナー参加申し込み ***************
<科学技術者フォーラム(STF)平成27年 3月度セミナー(第153回)参加申込書>
●お名前: (ふりかな: )
●所属(会社,事務所、団体):
●メールアドレス:
●TEL: FAX:
●参加区分:(いずれか残す)
・科学技術者フォーラム(STF)正会員、女性、学生
・BCC―NET会員、NPO−BIN会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、BEST-JAPAN研究会、その他の友好団体
・一般(紹介者: )
●懇親会:参加 不参加 (いずれか残す)
●領収書(講演会)の必要有無: 有 無 (いずれか残す)