H26年8月度セミナー案内「ホタルの光で未来の医療技術を切り拓く」
2014年 07月 05日科学技術者フォーラムH26年8月度セミナー(第146回)のご案内
神秘的な光を放つ蛍は清少納言の枕草子にもあるように昔から夏の風物として日本人には身近に親しまれて来ました。蛍の光は生物による冷光である事と極めて高効率である点で科学的にも興味深いものですが、近年遺伝子組み込み技術による生体観察への応用が広がっています。今回講演していただく電気通信大学の牧先生は有機合成技術によって種々の光、特に生体観察に適した長波長光の実現に成功されています。その物質を用いた癌細胞のモニタリングなど、医学への応用において大きな効果が期待されています。癌は現代人が直面する最大の健康問題の一つですので牧先生の研究は人類に大きな恩恵を与えるものと期待されます。更にご興味のある方は下記URLをご覧下さい。
牧 昌次郎 - がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動
http://ganshien.umin.jp/public/research/spotlight/maki/
ホタル生物発光系を用いた長波長発光材料とバイオイメージング ...
www.open-innovation-portal.com/open/uploads/0212hotaru.pdf
電気通信大学牧研究室の研究シーズをご紹介 - 研究室紹介
http://opal-ring.jp/vol9/n119-1/
本講演においては牧先生による詳細な説明があり、また直接講師に質問する事もできます。皆様の積極的なご参加をお願いします。
演題 「ホタルの光で未来の医療技術を切り拓く」
講師 電気通信大学、大学院情報理工学研究科
助教
牧 昌次郎 先生
1.日時:平成26年 8月 23日(土) 14:00 〜 16:50
講演終了後近くの会場で講師を囲んで懇親会開催(19時頃まで)
2.会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F 第3講習室
(JR大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側)
地図:http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
3.講演要旨
日本人は医療技術=臨床技術と考えがちだが,臨床技術は技術的には最後端である.
未来の医療技術を手にしたいと思うのであれば, 臨床技術のはるか前の技術を手にすることが必要である.
ホタルの光は目には黄色く見える.ホタルの発光は,すでにライフサイエンスの研究には欠くことができない技術であるが,ガンや再生医 療の研究には,目に見えない位の長波長の光が必要とされている.自然界にはないこの光を,生体機能を応用してどのように創り,実用化すれば良いのか?
電気通信大学が保有する世界 最先端技術を紹介する.
4.講師略歴
昭和41年11月11日生
昭和 60年3月 神奈川県立多摩高等学校卒業
昭和 60年4月 慶應義塾大学理工学部入学
平成 元年3月 慶應義塾大学理工学部化学科卒業
平成 元 年4月 慶應義塾大学大学院理工学研究科化学専攻博士課程入学
平成 6年3 月 慶應義塾大学大学院理工学研究科化学専攻博士課程修了
(博士(理学)取得)
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平成 4年11月 独国 Max Planck 生物化学研究所研究員(〜平成5年1月まで)
平成 5年4 月 日本学術振興会特別研究員
平成 6年4 月 帝京大学薬学部助手(〜平成8年9月まで)
平成 8年7月 独国 Max Planck 生物化学研究所客員研究員(〜平成8年8月)
平成 8年 10月 電気通信大学助手(〜現在;助教)
平成11年5月 Columbia大 学化学科博士研究員(〜平成12年1月)
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平成17年6 月 有機電子移動化学奨励賞(有機電子移動化学研究会)
受賞講演題目:
「ホタル発光系をモデルとした人工発光標 識系創製へのアプローチ」
平成24年1月 優秀教員賞(電気通信大学)
「長波長ホタル発光材料の創製と実用化ほか」
5.参加費 会場でお支払いください。
・科学技術者フォーラム(STF)正会員,女性、学生 1,000円
・友好団体会員 1,500円
BCC-NET、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ、
NPO-BIN、異普奇会、生体環境保全交流会、 千葉県加工技術研究会表界研会、
BEST-JAPAN研究会、その他
・一般 2,000 円
*講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。
6.参加申込:下記の申込書に記入して、セミナー担当の市吉修宛メールまたはFAXでお申込みください。
TEL,FAX:042-761-7318
E-mail: osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp
*************セミナー参加申し込み ***************
<科学技術者フォーラム(STF)平成26年8月度セミナー(第146回)参加申込書>
●お名前: (ふりかな: )
●所属(会社,事務所、団体):
●メールアドレス:
●TEL: FAX:
●参加区分:
・科学技術者フォーラム(STF)正会員,女性、学生 1,000円
・友好団体会員 1,500円
BCC-NET、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ、
NPO-BIN、異普奇会、生体環境保全交流会、 千葉県加工技術研究会
表界研会、BEST-JAPAN研究会、その他
・一般(紹介者: ) 2,000円
●懇親会:参加 不参加 (いずれか残す)
●領収書(講演会)の必要有無: 有 無 (いずれか残す)
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