H25年9月度セミナー案内「マイクロ波リモートセンシング技術の開発とその応用」
2013年 07月 22日科学技術者フォーラムH25年9月度セミナー(第135回)のご案内
「マイクロ波リモートセンシング技術の開発とその応用」
−千葉大学発の小型衛星群による電離層・グローバル大陸規模地殻変動の観測−
千葉大学 環境リモートセンシング研究センター 教授
ヨサファット テトォコ スリ スマンティヨ 氏
近年、我が国では、3.11東日本大震災それに伴う福島第一原発の事故、ゲリラ豪雨、竜巻などの自然環境による災害が多くなっていますが、中国の大洪水など地球規模での異変も大きな被害が報じられています。ヨサファット先生が研究されているマイクロ波リモートセンシングシステムは、
小型衛星に搭載することで、地殻の変動(地盤沈下、移動、地下水の変化)を広範囲に詳細に観測できる技術として期待されています。システムの開発経過と応用をご紹介いただきます。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
1.日時:平成25年 9月 6日(金) 14:00 〜 16:50
講演終了後近くの会場で講師を囲んで懇親会開催(19時頃まで)
2.会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F第3講習室
(JR大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側)
地図:http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
3.講演要旨
現在、千葉大学環境リモートセンシング研究センターでは、文部科学省の支援で、電離層とグローバル地殻変動を観測するために、マイクロ波センサである掩蔽GPS(GPS-RO)と円偏波合成開口レーダ(CP-SAR)センサを搭載する2基の小型衛星(GAIA-IとGAIA-II)を開発している。将来、GAIA-Iに搭載するGPS-ROセンサによって、地球の重力場、大気の中性大気密度分布、電離層の電子密度、大気圏の温度と湿度の垂直構造などを観測することができ、気象予報、地震の前兆情報などを観測することができると期待している。また、小型衛星GAIA-IIに搭載するCP-SARセンサが千葉大学独自のセンサで、昼夜また全天候型の地球観測用のセンサである。将来、このGAIA-IIによって、グローバル地殻変動を観測でき、震災地域の高精度のマッピングができると期待する。現在、本センターでは、この各種のマイクロ波センサの地上実証実験のために、大型無人航空機も開発して、2012年6月7日に初飛行が成功した。本講演では、千葉大学が独自に開発した地球観測用の各種のマイクロ波センサ、小型衛星、無人航空機、その応用を紹介する。
4.経 歴
(1)略歴
1995年 金沢大学工学部電気・情報工学科 卒業 学士(工学)
1997年 金沢大学大学院工学研究科電気・情報工学専攻 修了 修士(工学)
1997年 インドネシア政府技術応用評価庁(BPPT) 研究員
2002年 千葉大学大学院自然科学研究科人工システム科学専攻 修了 博士(工学)
2002年 千葉大学電子光情報基盤技術研究センター 講師(中核的研究機関研究員)
2005年 千葉大学環境リモートセンシング研究センター 准教授
2013年 千葉大学環境リモートセンシング研究センター 教授
(2)研究業績
現著論文: 56編
招待講演: 約70件(国内・国際学会: 約280件)
書 籍: 7冊
報道記事: 43件
受 賞: 7件
共同研究: 14件(国際) 18件(国内)
5.参加費 会場でお支払いください。
・科学技術者フォーラム(STF)正会員,女性、学生 1,000円
・BCC−NET会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ
会員、NPO−BIN会員、異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、
千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、その他友好団体会員 1,500円
・一般 2,000 円
*講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。
6.参加申込:下記の申込書に記入して、セミナー担当の木村 茂雄 宛メールまたは
FAXでお申込ください。
TEL,FAX:047-485-2465 E-mail:s_kimura_tqgj@yahoo.co.jp
*******セミナー参加申し込み *****************
<科学技術者フォーラム(STF)平成25年9月度セミナー(第135回)参加申込書>
●お名前: (ふりかな: )
●所属(会社,事務所、団体):
●メールアドレス:
●TEL: FAX:
●参加区分:科学技術者フォーラム(STF)正会員、女性、学生 1,000円
BCC―NET会員NPO−BIN会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、
その他の友好団体
1,500円
一般(紹介者: ) 2,000円
●懇親会:参加 不参加 (いずれか残す)
●領収書(講演会)の必要有無: 有 無 (いずれか残す)