H24年12月度セミナー案内(第126回)「エネルギー問題と再生可能エネルギー −スマートグリッドへの期待−」
2012年 10月 18日科学技術者フォーラムH24年12月度セミナー(第126回)ご案内
「エネルギー問題と再生可能エネルギー −スマートグリッドへの期待−」
東京電機大学 加藤 政一 教授
近年、再生可能エネルギーをはじめとしたエネルギー活用が話題になっておりましたが、東日本大震災以降、ますます、身近な問題となってきました。エネルギー問題について、再生可能エネルギー導入やスマートグリッドについた、幅広い観点から解説していただきます。
ご興味がある方は、是非ご参加ください。
1.日時:平成24年12月4日(火) 14:00 〜 16:50
講演終了後近くの会場で講師を囲んで懇親会開催(19時頃まで)
2.会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F第3講習室
(JR大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側)
地図:http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
3.講演要旨
わが国のエネルギー政策は、3E(経済性、セキュリティー、環境適合性)をバランスさせるように進められてきた。しかし、福島第一原発の事故により、大きな見直しが避けられない状況にある。これまでの政策の中核をなす原子力発電の安全性対策はもちろんのこと、新たな電源としての再生可能エネルギーの導入が促進されようとしている。
再生可能エネルギーは単なるゼロエミッション電源としての役割だけでなく、国産エネルギーとしてエネルギーセキュリティーに果たす役割や産業の活性化という面からもとらえる必要がある。一方、エネルギー密度が低いため広大な敷地を要する、出力変動が大きく、電力系統に連系した際には周波数、電圧変動をもたらすという欠点もある。また、7月に始まった、導入促進策である固定料金買取(FIT)によって、国民負担が増加するという課題もある。
これらについて、エネルギー問題という立場から概説する。
また、前述のとおり、再生可能エネルギーを大量に系統に連系すると、周波数、電圧問題を引き起こす。これらの対策としては様々考えられているが、有望と考えられているのがスマートグリッドである。スマートグリッドは電力ネットワークと情報ネットワークの融合により、その性能を高めようとするもので、すでに世界中で実証試験が行われている。わが国では、再生可能エネルギー導入拡大を技術的に支えるものとして、スマートグリッドに対する期待は大きい。再生可能エネルギー導入拡大という観点からスマートグリッドについて概説する。
4.経歴
(1)略歴
1977年3月 東京大学工学部電気工学科卒業
1982年3月 東京大学工学系大学院博士課程修了 工学博士
1982年4月 広島大学工学部助手
1984年10月 (株)東芝入社
重電技術研究所、電力・社会システム技術開発センターにおいて 電力システム、エネルギーシステムの解析、制御、運用、計画に関する研究開発に従事
途中、1991年9月から1993年3月まで 英国エジンバラ大学AIAI(人工知能応用研究所)客員研究員
2005年10月 東京電機大学工学部電気工学科(現 電気電子工学科)教授
(2)学外活動
ESCJ(電力系統利用協議会)中立委員 NEDO技術委員 他
IEEE(米国電気電子学会)フェロー
5.参加費 会場でお支払いください。
・科学技術者フォーラム(STF)正会員,女性、学生 1,000円
・BCC-NET会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、
異普奇会会員、もったいない学会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、
その他友好団体会員 1,500円
・一般 2,000 円
*講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。
6.参加申込:下記の申込み書に記入して、セミナー担当の木村 茂雄 宛メール又はFAX
でお申込み下さい。
木村 茂雄 TEL 080-5652-1466 FAX: 047-485-2465
E-mail:s_kimura_tqgj@yahoo.co.jp
*********セミナー参加申し込み *****************
<科学技術者フォーラム(STF)平成24年12月度セミナー(第126回)参加申込書>
●お名前: (ふりかな: )
●所属(会社,事務所、団体):
●メールアドレス:
●TEL: FAX:
●参加区分:科学技術者フォーラム(STF)正会員、BCC―NET会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、異普奇会会員、もったいない学会会員、千葉県加工技術研究会会員、表界研会員、その他の友好団体学生、一般(紹介者: )*該当を○で囲んでください
●懇親会:参加 不参加(いずれか残す)
●領収書(講演会)の必要有無: 有 無