H24年11月度セミナー案内(第125回)「機能水と電解機能水について」
2012年 10月 18日科学技術者フォーラムH24年11月度セミナー(第125回)のご案内
「機能水と電解機能水について」
神奈川工科大学客員研究員 神崎 氏 (前 昭和薬科大学教授)
いちばん身近にある物質で命の源である「水」については、状態により様々な機能を発現するのは知られています。
しかし、その分子構造及び発現原理については、未だ測定方法が確立されていないため、未知の部分が多く残されています。2005年には、奇跡の水と呼ばれている「ルルドの泉」の水には白金のナノ粒子が含まれていることが東京大学の宮本教授の研究で明らかになり、大きな話題となりました。
それ以降、機能水と呼ばれている人為的に作られた水が健康ブームにのって色々な種類が市販されるようになりました。この中には、効果が疑われているようなものも、売られています。今回長年この分野の研究に従事されている神埼氏に特に電解機能水を中心に情報提供を頂きます。
1.日時:平成24年11月13日(火)14時〜16時50分
講演終了後近くの会場で講師を囲んで懇親会開催(19時頃まで)
2.会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F第3講習室
(JR大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側)
地図:http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
3.講演要旨
改めて「水」と問われると多くの人は「まか不思議な力を持つ水」の話を思い浮かべます。西欧で言えば「ルルドの泉」、近年では「ポリウォータ」など数え上げれば切りがありません。また良く話題に上るものに「クラスター」があります。しかしH2Oと言う分子式で表される純粋に近い水でのクラスターの平均寿命はpsオーダーと非常に短いもので、そこに奇跡を起こす原因があるはずがありません。水のもつ数々の力はそこに溶け込んでいる物質に原因を求めることが正しい方向付けと言えます。
日本では「機能水:functional water」という言葉が使われ、商品化されているものでも非常に多くの機能水が存在しています。この混乱状態の交通整理をする目的で平成14年日本機能水学会が設立されました。そこでは、「機能水とは、人為的な処理によって再現性のある有用な機能を獲得した水溶液の中で、処理と機能に関して科学的根拠が明らかにされたもの、及び明らかにされようとしているもの」と定義されています。これによって機能水と称していた多くのものが消えていきました。現在この定義に基づいて機能水と呼ぶ資格があるものに「電解機能水」があり、実際我々の身の回りでもその活躍の場が広がっています。今回の講演では主に電解機能水について話題提供を致します。
4.略歴
神崎 (かんざき やすし)
1942年 神奈川県厚木市(愛甲郡南毛利村)生まれ
神奈川県立厚木高校卒、
横浜国立大学(卒業、修士課程修了)
東京工業大学大学院(博士課程修了)
青山学院大学理工学部化学科実験講師
東京工業大学理学部化学科助手
昭和薬科大学薬学部助教授、教授(2009年退職)
現在:神奈川工科大学非常勤講師、客員研究員
青山学院大学客員研究員
・青山学院大学: CIGS太陽電池の新規 buffer 層の開発(効率20%以上を目指しています)
・神奈川工科大学: カーボンフェルト、カーボンファイバーを使ったバイオセンサーの開発
専門: 電気化学
5.参加費 会場でお支払いください。
・科学技術者フォーラム(STF)正会員,女性、学生 1,000円
・BCC−NET会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ
会員、NPO−BIN会員、異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、
その他友好団体会員 1,500円
・一般 2,000 円
*講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。
6.参加申込:下記の申込書に記入して、セミナー担当の児山豊 宛メールまたは
FAXでお申込ください。
TEL,FAX:03−3847−8336 E-mail:y.koyama@4306.bell-net.ne.jp
*******セミナー参加申し込み *****************
<科学技術者フォーラム(STF)平成24年11月度セミナー(第125回)参加申込書>
●お名前: (ふりかな: )
●所属(会社,事務所、団体):
●メールアドレス:
●TEL: FAX:
●参加区分:科学技術者フォーラム(STF)正会員、女性、学生 2,000円
BCC―NET会員NPO−BIN会員、ティー・エムレポート会員、経営支援NPOクラブ会員、異普奇会会員、生体環境保全交流会会員、その他の友好団体
1,500円
一般(紹介者: ) 2,000円
●懇親会:参加 不参加 (いずれか残す)
●領収書(講演会)の必要有無: 有 無 (いずれか残す)