H24年3月度セミナー(117回)「美味しくて安全で体にいい食品の提供を支える加工技術」
2012年 02月 11日科学技術者フォーラムH24年3月度セミナー(第117回)のご案内
「美味しくて安全で体にいい食品の提供を支える加工技術」
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
食品工学研究領域長 五十部 誠一郎 氏
食品が我々の体に与える影響は非常に大きく、食品と健康との関係についての話題が非常に多くなっています。農産物を、品質良好で、かつ味覚に優れた食品とするために、様々な加工−洗浄、粉砕、混合、分離、加熱、殺菌、反応、成形、乾燥など−が施されていますが、その加工技術とはどのようなものか、またその安全性は大丈夫かということに関しては非常に関心のあるところです。今回その分野の研究開発に多くの実績をお持ちの五十部・食品工学研究領域長をお招きし、詳しく解説していただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。
1.日時:平成24年3月17日(土)14時〜16時50分
講演終了後近くの会場で懇親会開催(19時頃まで)
2.会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F第3講習室
(JR大井町駅中央改札出て左直進、ヤマダ電気裏側)
地図:http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
3.講演内容
農産物の健康増進に寄与する機能性の解明などが行われているが、最も重要なのが、実際に食品として摂食した場合の効果であり、最近、医農連携という取り組みの中で、農産物の機能性を活用して、それらの用いた予防医学的なアプローチが進んでいます。
このような食品の提供には、含まれる機能性などの品質を保持しながら、殺菌処理などで安全性を高めることが重要となります。ここでは安全性と機能性を含む品質保持のバランスを考慮した「美味しくて安全で体にいい」食品の提供を支える加工技術を紹介します。また品質の確認やその品質の情報を消費者に伝える評価・情報技術も含めた高付加価値についても合わせて紹介します。
目次
・イントロダクション
・農産物などの機能性を利用した医農連携での取り組み
・加工技術の目的と主要な単位操作(洗浄、粉砕、固液分離、加熱(殺菌))
・機能性を含む品質を保持した高品質加工技術(殺菌効果と品質保持のバランス)
・アクアガスを例にした活用例(高品質加工素材やQOLを向上する病院食などへの活用)
・まとめ
4.講師紹介
昭和60年4月 農林水産省入省(食品総合研究所配属)
平成4年10月〜平成5年10月 (併任)科学技術庁在外研究員(米国テキサス州ヒューストン・ベイラ医科大学)
平成10年4月 農林水産省食品総合研究所食品工学部製造工学研究室長
平成19年4月 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 企画管理部業務推進室長
平成21年10月 同食品工学研究領域長 現在に至る
(兼)筑波大学大学院教授(連携大学院) 平成20年4月より
教育歴(最終) 博士(農学)、北海道大学大学院農学研究科
受賞等
平成16年 8月 日本食品工学会 産官学連携賞 (筆頭受賞者)
平成22年 9月 日本食品科学工学会 技術賞 (筆頭受賞者)
平成23年 4月 飯島記念食品科学振興財団平成22年度技術賞(代表受賞者)
平成23年 4月 平成23年度科学技術の分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞
研究部門 他
外部委員、学会等
日本食品科学工学会、日本食品工学会、日本化学工学会、農業施設学会、日本防菌
防黴学会、日本機能水学会、いばらき成長産業協議会食品部会
運営委員(茨城県事業)
研究分野 食品工学(食品高品質加工技術、廃棄物などの変換技術に係る単位操作)
今までの主な研究 エクストル―ジョンクッキングによる新規食品素材の開発
2軸圧搾機による搾油、搾汁、脱水処理技術の開発
電解酸性水やオゾン水などの機能水の利用技術
現在の主な研究 過熱水蒸気等を用いた高品質食品加工技術
農産副産物の高次利用(廃棄物処理・生分解性素材開発)
5.参加費 会場でお支払いください。
・科学技術者フォーラム(STF)正会員 1,000 円
・BCC-NET会員、経営支援NPOクラブ、異普奇会会員、ティーエム・レポート会員
もったいない学会会員、その他の友好会員 1,500 円
・学生、女性 1,000円
・一般 2,000 円 *講演中の写真撮影などは、ご遠慮願います。
6.参加申込:下記の申込書に記入してセミナー担当の木村芳一宛メール又はFAXでお
申込ください。
木村芳一 TEL&FAX: 045-301-2563
E-mail:yt.kimura@sea.plala.or.jp
********** セミナー参加申し込み ****************
<科学技術者フォーラム平成24年3月度セミナー(第117回)参加申込書>
●お名前: (ふりかな: )
●所属(会社,事務所、団体):
●メールアドレス:
●TEL: FAX:
●参加区分:科学技術者フォーラム(STF)正会員、BCC会員、ティーエム・レポート会員、経営支援NPOクラブ会員、異普奇会会員、もったいない学会会員、その他の友好会員、学生、一般(紹介者: )*該当を○で囲んでください
●懇親会:参加 不参加 (いずれか残す)
●領収書(講演会)の必要有無: 有 無
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